社長のつぶやき
朝日新聞 マイベストプロに掲載されています
トラブルの多い外壁塗装、だからこそお客様の安心を目指しています。 大切な我が家の健康を維持するうえで、外壁塗装の大切さを意識した事がありますか? 外壁塗装の目的は美観はもちろん、私達が“一番お金のかからない建物保護の手段”と呼ぶほど、建物保護においての役割は重要です。
「弊社では月に2回開催する、お客様の為の勉強会を大切にしています。 そこで、建物保護の観点からの塗装工事の必要性から、適切な工事の見極め、見積もりの仕方、塗り替え時期や工法まで説明し、ご理解を頂いたお客様のところではじめて見積もりを出させて頂いています。
もう一つ重視しているのは、職人の教育。技術の向上はもちろん、気持ちの良い挨拶からはじまるお客様とのコミュニケーション力の強化です。昔ながらの無口な職人では、お客様の要望を聞く事ができませんから」。
栗山さんがそこまでするのは、外壁塗装がトラブルの多い業界でもあるからだそう。 屋根や外壁の塗装が年月と共に劣化すると、塗装が剥がれた部分から建物自体の劣化も進んでしまいます。一般的には約10年ごとの定期的な塗り替えが大切になりますが、実際に塗り替えよう、となった時に、無口な職人さんが怖いな、と躊躇された方も多いのではないでしょうか。
またどの業者に頼んでいいかわから、価格の安さ営業の巧みさによって決め、たった2、3年で剥がれてしまった…という方もいるかもしれません。「実は、外壁塗装は塗った直後は誰がどんなペンキを塗っても同じように美しく見えるんです」。
例えば下処理の水洗い。素人目には水をかけただけでも洗浄したように見えますが、本来は埃を完全に落とした時にはじめて洗浄をしたといえます。洗浄不足が原因で剥がれる事も多々あるのです。 そして、適材適所で下地にあった材料を、ちゃんとした分量で塗っていく…。
その一つひとつの工程を丁寧にやっていくと、耐久性に優れた塗りができあがるのですが、仕事の良し悪しが分かるのは2年後、3年後のこと。だから、誤魔化そうと思えば誤魔化せる業界であるのも事実です。 「でも、私は誰に見られても恥ずかしくない仕事がしたいんですよ。自分がどれだけ正直な仕事をしたのかが、私のプライドなんです」 栗山さんのこの姿勢は、ご自身の経歴にその根本にあります。栗山さんにとって塗装職人の世界は最初から目指したわけではなく、高校を中退したから入った世界。
16歳の栗山さんには、高校は中途半端だったから仕事はケジメをつけて筋を通したい、との想いがあったそう。だからこそ遊び盛りの10代でも、厳しい修行に耐えました。 もう一つの影響は、親方の存在です。栗山さんの親方・吾妻忠善氏は、塗装職人として紫綬褒章を授与されるほどの腕利きの職人。その師匠の下で当たり前にやっていた正直な仕事が、今は栗山さんの仕事の基準になっているそう。
「親方の教えが“恥ずかしくない仕事をしろ”だったんです」その後、21歳で親方の下を離れ独立した栗山さん。 独立直後は大変だったものの、その後は大手ハウスメーカーの下請けを中心に仕事も波に乗り、1995年には会社を設立。現在30代~40代の腕利きの職人とともに、会社を切り盛りしています。 「今後は、直接のお客様をもっと増やす事が目標ですね。そのために出来る事は、繰り返しになりますが、正直な仕事、職人の教育、技術向上を地道に続ける事だと思っています」。
でも、いくら良い仕事をしても、塗り終わった直後の評価は、やはり職人の仕事中の対応の良さにかかっています。だからこその職人の教育。 その多方面からの取組みはお客様の満足に繋がり、結果として、提携している大手ハウスメーカー全国の提携業者700社の中で、CS(顧客満足度)ランキング1位に輝くという栄誉も得ました。
「あの頃は分からなかったけど、このようなプライドを持てる仕事の仕方を学ばせてくれた親方の下で仕事ができた事は、本当にありがたかったと思っています」。
実直で真っ直ぐな人柄とその仕事。外壁塗装をお考えの方は、ぜひ相談されてはいかがでしょうか。